ペタンク講座

「ペタンク」は、フランス語の「ピエ・タンケ」(両足をそろえる)が転訛したもので、1900年代初頭、南仏の港町ラ・シオタで発祥し、現在の形になりました。それ以前は、助走をつけて投球するプロヴァンサルという競技が盛んでした。マルセイユに住んでいた、その名手ルノワール兄弟の兄が車椅子生活になったが、彼の為に友人達が助走をしない競技を提唱してできたのがペタンクです。

 1958年に7ヶ国で国際ペタンク・プロヴァンサル連盟(FIPJP)が設立され、日本は、1971年に加盟いたしました。

現在100ヶ国の加盟です。また、世界選手権大会は1977年の第13回ルクセンブルク大会から参加しました。

 ペタンクの魅力は、単純で奥が深く、1球で形勢逆転したり、己の意思をボールに託し意図した場所にピタリと止めたり、相手ボールを直接弾き飛ばす等々の快感です。またメンタル面も非常に大きく、集中力を必要とし、巧妙な戦略、戦術も重要な要素です。

ゲームについて

2チームに分かれ、ビュット(的になる小さな木製球)に自分のチームのペタンクボールを相手よりどれだけ多く近くに寄せることができるかを得点で競います。味方のボールを後押ししたり、相手のボールをはじき飛ばしたり、ビュットを移動させたりと、ハラハラドキドキのかけひきがたまらない魅力。最後の一投まで勝負の行方がわからないスリリングなゲームです。4m×15mの地面と、金属製のペタンクボール(直径7.05㎝から8.0㎝、重さ650gから800g)と木製のビュット(直径30mm)さえあればOK。

ルール

1人対1人、2人対2人、3人対3人で行います。

1チームの持ちボールは6球(1人の場合は3球)です。

●2チームの代表者がジャンケンで順番を決めます

●勝ったチームが足元にサークル(直径35cmから50cm)を描いて、ビュットを転がし(6mから10mの間)、ボールをできるだけビュットの近くに止まるように投げます。次に相手チームが投球します。

●2つのボールを確認し、次からはビュットに遠いチームが投球していきます。

●両方のチームがボールを全部投げきったところで、このメーヌは終了で、ビュットに近いチームが勝ちです。勝ったチームは足元にサークルを描き、ビュットを転がして次のメーヌへ入ります。

得点の計算方法はメーヌの終了後、ビュットから一番近いボール(ベストボール)のあるチームが得点します。

●相手チームのベストボールが得点の基準になり、それよりもビュットに近い自分のチームのボールの個数がそのまま得点になります。メーヌを繰り返し、先に目標の点数を取った方が勝ちです。

ペタンクは土間ならばどんなところでも可能です。ただし芝生やコンクリートの地面や体育館などは適していません。

投球方法

●ポワンテ(ビュットに近づくように投げる投球)

1)ルーレット

ボールを転がしてビュットに近づける方法です。地面に影響されやすいので、凸凹のない平らな地面には大変有効な方法です。

投球後指先が寄せたい場所と視線上で重なることが大切です。

 

2)ドゥミ・ポルテ

ボールを宮中に投げて、サークルとビュットの中間に球を落とし、惰力によってビュットに近づける方法です。ボールを落とす部分の地面の状態をしっかり頭に入れておくことが大切です。また、きれいはバックスピンをつけることによってボールが地面に落ちてからの直進性が増します。

 

3)ポルテ

ボールを空中高く投げ、ビュットの近くに落とす投げ方です。ルーレットやドゥミ・ポルテよりも難しく、落としたいところに落とすには、経験とかなりの練習が必要となります。ポルテが出来ることにより手前にボールがあってもポワンテを成功させる確率は大幅に高くなります。ポイントは、手のひらをすべるようにボールが流れ中指からボールが出る感覚です。

 

●ティール(相手の球をはじき飛ばす投球)

相手の球をはじき飛ばすことです。場合によってはビュットをティールすることも。大量得点の獲得や試合の流れを劇的に変化させることが期待できます。ティールが決まったときの爽快感は格別です。ポイントは、投げる瞬間に視線が上下左右に動くことがなく、指先と狙ったボールが重なった瞬間にボールが手からやさしく離れる感覚です。

 

 

参考動画
ペタンクをやってみたい方はこちらからお問い合わせください

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